「ありのまま」と「演出」の間にあるもの
- Hirooka Masaki
- 7月20日
- 読了時間: 2分
〜その人らしさを、美しく残すために〜 「自然な写真が好きです。」
撮影をご希望される方から、よくそんな言葉をいただきます。
私も、その想いにはとても共感します。
でも、「自然な写真」とは何だろう、と考えることがあります。
何も手を加えず、そのまま撮ることが自然なのでしょうか。
私は少し違う考えを持っています。
・自然だから美しいのではなく、その人らしいから美しい
写真には、光があります。
立つ場所があります。
見る角度があります。
少し姿勢を変えるだけで、その人らしい表情が自然に引き立つことがあります。
視線を少し動かすだけで、優しい雰囲気になることもあります。
私は撮影の中で、光や立ち位置、ポージングを少しご提案することがあります。
それは、その人を別人のように見せるためではありません。
その人が本来持っている魅力を、より素直に伝えるためのお手伝いだと考えています。
・写真は、一緒につくるもの
一方で、
「こんな世界観で撮ってみたい。」
「作品のような写真を残したい。」
そんなご希望をいただくこともあります。
その時は、お客様とイメージを共有しながら、一緒に写真を創り上げていきます。
広告や雑誌の撮影では、モデルやタレント、デザイナーや編集者など、多くの人と一つの作品をつくってきました。
その経験は、今の撮影にも活きています。
表現したい想いがあるなら、その世界観を一緒につくることも、写真の大きな楽しさだと思っています。
・大切なのは、その人に合った表現を見つけること
「自然」と「演出」。
どちらが正しいということではありません。
大切なのは、その方がどんな写真を残したいのか。
どんな自分を未来に残したいのか。
そこに寄り添いながら、一緒に表現を考えていくことだと思っています。
写真は、フォトグラファーだけがつくるものではありません。
撮られる方と一緒につくり上げるものです。
・おわりに
私は、ありのままを大切にしています。
でも、それは「何もしない」という意味ではありません。
その人らしさを見つめ、
必要であれば少しだけ背中を押し、
その魅力が自然に伝わる一枚へと導いていく。
そんな撮影を心がけています。
自然と演出。
そのどちらかを選ぶのではなく、その間にある、その人だけの美しさを見つけること。
それが、Studio PATAKAで私が大切にしている写真のあり方です。

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